【2002年タイの旅】―今日だよ―
Back Number
【2002年タイの旅】―下ごしらえ―
【2002年タイの旅】―フラグが立った!―
続き。
2002年2月19日。いよいよタイ旅行の出立日である。
如何にもなフラグが立ちっぱなしではあるが、
もう覚悟を決めた。
何があっても二人は守るよ。
そんな決意を胸に、待ち合わせ場所へと急ぐ私である。
時刻は21時。
そう。飛行機代ケチって、国内大手の航空会社ではなく、
タイ国際航空にしたから深夜便なのだ。
待ち合わせは、南海「難波駅」に22時。
10分前にちゃちゃりんと合流。
「いよいよやなー」「楽しみー」等と、これから訪れる
国際奇人変人都市・バンコクへ思いを馳せる二人。
22時10分。
ち:「妻さん遅いなー。なんかあったんかな?」
私:「んー、どうかな、もうちょっと待ってみよう」
22時20分。
私:「ちょー電話してみるわ」
まずは携帯。
トゥルルルルル~ トゥルルルルル~ トゥルルルルル~
「留守番電話サービスセンターに…」
自宅。
トゥルルルルル~ トゥルルルルル~ トゥルルルルル~ …
でない。
私:「どうしたんやろ…」
心配になってきた。
しかし、関空行きの最終が22時半なのである。
3人揃って乗り過ごしというのは笑えないので、
(というかマイちゃんに殺されそうなので)
最終電車に乗り込む。
この辺りから、私の中で一つの可能性が頭を擡げていた。
私:「もしかしたら(自主規制)かも…」
ち:「え、それはまさかないやろ…?」
そうやな…ちゃんと念押しといたし…
まさか…
まさかな……
それだけはありえへんよな。
携帯を取り出し、アドレス帳から目当ての番号を探し出す。
発信。
トゥルルルルル~ トゥルルルルル~ トゥルルルルル~
カチャ。
隣で耳ダンボのちゃちゃりん。
?:「ありがとうございます、××です」
私:「あの、ワタクシかいねと申しますが、
妻さんお願いできますか?」
?:「あ、はい、ちょっと待ってねー」
「妻さーん」と呼ぶ声が、受話器から小さく聞こえる。
あり得ました。
出勤しちゃってるよこの人。
―――――回想開始―――――
1月のある日の会話(いや、メールやったかな?)
私:「飛行機取れたで」
妻:「ありがと、何時のになったん?」
私:「格安で取ったから深夜便やねん。1時25分の便。だから
日付的には20日やけど、待ち合わせは19日の夜やで。
間違わんよう気ぃつけてな」
妻:「りょうかいー」
―――――回想終了―――――
妻:「もしもし?どうかした?」←普通
ええ、ええ。
どうかしまくりです。
私:「…あのー妻さん?今日やで…」
妻:「え?なにが?」
私:「タイ!ゆーたやーん日付的には20日やけど、19日の夜やって!」
妻:「え?!!」
―数秒間の沈黙―
妻:「うそ?!今日?!ほんまに?!どうしたらいい?!何時の便やった?!(錯乱)」
私:「とりあえず、店早退させて貰って、荷造りは?してる?」
妻:「え、ぜんぜん…。え、どうしたらいいんやろう…何時の便やった?」
_| ̄|○
私:「ダッシュで帰るべし!もう電車ないからさ、誰かに乗っけて貰うか、最悪タクシーでも…」
妻:「とりあえず家帰るわ!」
ツー ツー ツー。
隣でちゃちゃりんが笑い死にしそうになってた。
現時点でこっちにできることは何もないので、
その後はおとなしく電車に揺られ、関空に到着。
しばらくして妻さんから連絡が入る。
旦那さんにバイクで送って貰うことになったらしい。
現在位置を確認し、時計を見やると、
なんとか間に合いそうな時間である。
こっちはこっちで打てる手を打っておこうと、
受付のお姉ちゃんに一人遅れるかもしれない旨を伝えた。
受:「何時頃、こちらに着かれます?」
と言われても、バイクやし…
私:「何時までに着いたら間に合います?」
質問に質問で返す私。
搭乗手続きやってるカウンターが0時半で閉まるらしい。
0時半…後1時間か…ギリギリやな。
とりあえず私らだけチェックインを済ませとく。
妻さんの席も近くで確保した後、コンビニを探して彷徨う。
実は前日にマイちゃんに電話した時、頼まれ事をしたのだ。
マ:「スルメ食べたい。買ってきて」
何故スルメ。
「コンビニってどこですか?」とすれ違う人々に尋ね歩き、
ようやく発見。すんげー判りにくぅい地下にあった。
お客さんより関空で働く人がよく利用してそうな感じだ。
「あたりめ」「のど飴」「キシリトールガム」「水」を購入。
チェックインカウンターまで戻る。
さっきのお姉ちゃんが「まだ着きませんかねぇ?」と心配顔。
「うーん、0時半には間に合うと思うんですけど…」
と言いながらも、すでに時計の針は0時15分を指している。
頼むでー…間に合ったら笑い話にできるけど、
間に合わんかったら洒落にならんからな。とかなんとか、
ちゃちゃりんと話してるところで携帯が鳴った。
連絡橋渡ったとこでもう着くとのこと。一安心である。
0時半を少し回って到着。
息を切らせてチェックインを済ませる妻さん。
まさしく着の身着のまま。
4泊5日の海外旅行に出かけるとは思えない荷物の少なさ。
「ごめんごめんごめん」を連発する妻さん。
「帰ったらネタにするから´▽`)ノキニスルナ」
(副音声)妻の肩にやさしく手を置く かいね
(副音声)うなだれる 妻
何はともあれ、無事出立。
飛行機、10分も待たせたけどね。The 迷惑
次は…「No Exchange?!」の巻。
ディスカッション
コメント一覧
支援~(ってこんな風に書くのかな??
うは、支援さんきゅ。
日記が途切れ途切れなんで、必死に記憶を手繰ってます。
とりあえず番外編ドゾ。