生き死に

明るい話題ではありません。
それでも読んでくれるという方だけどうぞ。

8 年ほど前にネットが縁で知り合い、仲良くなった
「ちーちゃん」が今年の 5 月に亡くなっていました。

新神楽でのにくQ ライブにも来てくれました。
にくQ のキーボーディストち~にょんの「ち~にょん」
というあだ名は私の中で「ちーちゃん」と被らないよう
こっそり私が定着させたことを思い出しました。

2006 年 12 月 2 日 土曜日 午後 12 時過ぎ、
私は人と合う約束があって梅田にいた。

待ってる間にちゃちゃりんからメールが入った。

びっくりしてすぐに折り返し電話をした。

「ちーちゃん」の弟さんから喪中ハガキがきたこと。
「 5 月に姉が永眠」と書かれていたこと。

「確認するわ」と言って電話を切った。
話している最中に待ち人がきた。
予定はキャンセルしてもらった。

とりあえず「ちーちゃん」の携帯に電話をかけた。
留守番電話サービスだった。
会社にかけた。
現在使われておりませんと言われた。
昔の会社つながりの人にかけたが留守電で、メッセージを入れた。

家に帰って古いメールから実家の番号が見つからないか検索した。
見つからなかった。

よく考えたらハガキに書いてるはずやん、
と思い当たってちゃちゃりんにメールで送ってもらった。

実家も弟さんの携帯も留守電で、メッセージを残した。

待ってる間、「ちーちゃん」とやり取りした昔のメールを読んでた。
去年、私がにくQ で東京遠征中にトギさんにプレゼントを持って
ドン妻さんに会いに来てくれたんやけど、その時の報告メールが
最後だった。そんなに長いこと連絡取ってなかったのか、と思った。

彼女は忙しいと、こちらから電話してもメールしても
なしのつぶてで全く連絡が取れないことが多々あった。
心配して多方面に連絡を入れると仕事で缶詰だった
ってことがほとんどで、しばらくしてから何事も
なかったかのようにひょっこり連絡が入る。
付き合いが浅いうちは心配していたが、そのうち心配しなくなった。

ドン妻さんとの生活を始める前から彼女には状況を話していて、
当時、ドン妻さんの所持金があんまりにもあんまりだったので、
「友達に募金箱回してでも 30 万はなんとか作ってきて」
と言ったことをお酒の席で彼女に話したら、

「私が貸してあげる」

って言ってくれた。

私は生まれてこの方、人に身の上相談をしたことがない。
これからもしない。別に意地を張ってるわけでも強がってる
わけでもなく必要がないからだ。ただ、自分で決めたことを
人に聞いておいて貰いたいから、親しい友達にはいろいろ話す。

この時も「最近妊婦拾ってさー」なんて酒の肴的に事後報告を
して「またアンタ何やってんの!」的突っ込みを貰いたかった
だけだったので、一瞬なにを言われたのか判らんかった。
彼女も私がそんなつもりで言ったんじゃないって判ってたと思う。
いや、私がそんなつもりで言ったかどうかなんて別にどうでも
よかったんだと思う。自分がそうしたいと思ったから、即断。

この時点で「ちーちゃん」とドン妻さんは知り合いですらない。

やっと出た言葉が

「マジで」

不覚にも泣いてしまった。
かろうじてこぼさなかったので気付かれなかったかもしれないけど、
気付かないフリをしてくれたのかもしれない。

いろいろ誤魔化そうとして

「前から知ってたけど、ちーちゃんオットコマエやなぁ」

と言った。

「自分やろ、それ!」

と返された。

結局、ドン妻さんのお友達の力添えがあって、今のところそのお金は
手付かずで残ってるんやけど、先の見えない時期であったから
彼女の一言にものすごく救われた。

共通の友達から見て「ちーちゃん」と私が似ていると思う人は少ない
やろうけど、それは環境やら経験やらで装飾された状態を見ている
から判り難いだけで、私は一緒に話す度に“核”の部分が似てるなぁ
と勝手に思ってた。

弟さんから折り返し電話がかかってきて、事情を聞いて事実だと知らされ、
信じられない思いがある反面、私もこんな風な最後なんかもな、とも思った。
ひどいな、私も「ちーちゃん」も。

5 月に死んじゃってたのに、それを知ったのが数日前で、もう骨になって
埋められてるのに、11 月 22 日に「お誕生日おめでとう」メール打って
返事がなくても「相変わらずちーちゃんやなぁ」とか呑気なこと思ってて、
今、線香の一本もあげられないって泣いてしまう自己憐憫に吐き気がする。
その日のうちに知ったってただ泣くだけだし、
その前に会ってたからってそれを防げたわけでもない。
ただ、最近、防げたかもしれなかったことを 2 回も防げなかったから、

「ちーちゃん」の件はどうやっても私には防げ得なかったんだから、
「悲しい」という感情だけ持てばいいんだと安心して泣く自分が気持ち悪い。
この件に関して私が何か罪悪感を抱くことはお門違いだ。
知ってる。でも嫌なものは嫌なん。

自分の感情が。焼かれて骨になるのが。身体がなくなるのが。

「お互い長生きできそうにないなー」とか軽口叩いてたけど、最後には
「こんなこと言うてるヤツが逆に長生きすんねんな」って笑ってたやん。
いくらなんでも早すぎるで、ちーちゃん。ひどいな、ほんま。

2 年のうちに 3 人もいなくなってしまった。ひどいなほんま。
春が嫌いになった。

カテゴリー: 独り言

かいね@メエメエ について

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