Carver’s dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選

2005/02/21

Carver’s dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選
Carver’s dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選
レイモンド・カーヴァー 村上 春樹

評価:★★★☆☆
日常における些事(じゃないのもあるけど)がつらつらと語られる
短編10作とエッセイ・ポエムを含む13作の傑作選。

  • 「でぶ」
  • 「サマー・スティールヘッド(夏にじます)」
  • 「あなたお医者さま?」
  • 「収集」
  • 「足もとに流れる深い川」
  • 「ダンスしないか?」
  • 「大聖堂」
  • 「ぼくが電話をかけている場所」
  • 「ささやかだけれど、役にたつこと」
  • 「使い走り」
  • 「父の肖像」(Essay)
  • 「レモネード」(Poem)
  • 「おしまいの断片」(Poem)

そのとき限定の、ちょっとしたひっかかりとか奇妙な違和感、思考。
後で振り返って考えてみても、イメージでしか思い出せないような、
そんなよく判らない感覚をうまーく表現している小憎らしい小説。

世の評価と等しく私も「ささやかだけれど、役にたつこと」がよかった。
私は何に対してもストライクゾーンがだだっ広い人なんですが、
ストライクゾーンのど真ん中と言うのは、構成で唸らされるのが多いな。
最後の1ピースがハマった時の「ぞわぞわ」感がたまらんのです。

ま、そういうのとは関係なく、
村上春樹が好きな人は確実にツボると思います。

なんでかって、本人が「リスペクトしてる」って公言してるし、
村上春樹訳だとどうしても「村上春樹の小説」になってまうから。
良きにつけ悪しきにつけ、ね。。いつか原書で読みたいな…。

余談ですが、サリンジャーの「The Catcher in the Rye」も
見事なまでに「村上春樹の小説」になっていた。

キャッチャー・イン・ザ・ライ
キャッチャー・イン・ザ・ライ
J.D.サリンジャー, 村上 春樹